少年たち

 

4日と9日の計二回、少年たちにお邪魔してきました。久しぶりの舞台で、私自身もすごくドキドキしてました。でも、いざ、幕が開いてみると、「ああ、これはゲームなんかじゃない。本気なんだな」って。少年たちの本気を見た感じの舞台でした。

過去にとらわれるわけでもなく、真っ直ぐに演じてる感じがとってもかっこよかったです。

 

パンフレットにも「過去の少年たちに負けないように」っていうような言葉が見られたし、本人たちも「今の少年たち」を見てほしいんだろうなって。そんな風にも思いました。

 

舞台始まって前半の2回しか見てないから、配役とかもこうすればよかったのになあって思うところがあったし、全体的にまだまだだなって感じるところがあったから。いいモノ見れた!って言い切ることはできないけど。でも、関西はまだまだ終わんねえんだぞっていう感じがみんなから伝わってきた。

 

文ちゃんや、平野永瀬がいたらまたちょっと違う少年たちが見れたのかもしれないけど。でも、今回平野永瀬がキンプリとして東京で活動するようになったからこそ、みんな新鮮な気持ちで少年たちに挑めたんじゃないかなって。そう思うところがある。しょうれんがいたら、やっぱりどうしても事務所はここを推したがって、みんなにいい感じに役が与えられても、結局しょうれんメインか~って終わっちゃったかもしれないんだよね。

でも、今回は関西の柱となりかけてた2人がいなかった。だからこそ、自分たちが死に物狂いでやらなきゃ潰れてしまう。そんな思いがいつの間にか残された関西のメンバーには芽生えてたのかもしれない。だから、いい意味で伸び伸びと舞台に立てたんじゃないかなって。

 

誰か1人が特別目立つわけでもなく。みんながキラキラする舞台。みんなの良いところがぎゅっと詰まった舞台になってるんじゃないかなって。そんな風に思いました。

 

ただ、まだまだ改善すべき点はたくさんあると思う。

 

滑舌がよくないこもいたし、台詞が聞き取れない子もいた。台詞を言おう言おうとして、お芝居のテンポが崩れてるなって感じる部分もあった。台詞を言って終わりって子もいたし、もっと感情を込めればいいのに!って思う子もいた。

 

でも、こういう部分って努力次第ではどうにかなると思うんだよね。台詞をこれでもかってくらい叩き込めば、自然と台詞が出てきて、お芝居のいいリズムが刻めると思う。発声練習すれば、滑舌にだって改善はみられると思う。あと、ミスをなくすっていうのも大事なことかな。ミスを引きずっちゃうのもよくないし、ミスにつられてミスをするっていうのもよくないなって。

 

お金払ってみてるわけだから。常にノーミスを心掛けてほしいなって。いつまでも、笑って許されるなんて環境があるわけじゃないからね。こればっかりは本人たちの気持ち次第だろうけど。でも、やっぱりそういう意識は持っててほしいなあ……

 

いろいろ言ったけど無理に演じようとしなくてもいいんじゃないかな。過去にその役がどんなふうに演じられてきたかってのは一回忘れて思いっきりやってほしい。のびのびと演じてほしい。何よりもお芝居をすることを楽しんでほしいなって。

 

やったことないのに偉そうなこと言うなよって思うかもしれないけど。でも、こういう意見って実は伸びるためには必要だと思うんだよね。ファンはよく見てるから。好きだからその子のことずっと目で追いかけてるから。だから、気を抜いた瞬間ってのものわかるし、そういう部分が多ければ多いほど、ファンは離れていく。

だから、毎公演集中してやってほしい。1日2公演のときはいろいろとしんどい部分はあると思う。喉も体力も限界に近づいてるかもしれない。でも、そこでしっかりとケアして、常に万全の状態で挑んでほしい。

 

キャスティングはもうちょっとこうすれば……って思うところもあったけど、でも、今の関西ではこうせざるを得なかったのかなって。

 

だけど、みんなすごいい表情してたし、生き生きと伸び伸びとやってる感じはあった。

 

だからもしかしたら、今回のキャスティングは事務所側にとっても、関西にとっても挑戦だったのかもしれないなって。吉と出るか凶と出るかは終わってみなきゃわかんない。でも、この配役でやらせてみたい。この配役でどんなものが見れるか見てみたい。そんな思いで今回の少年たちが生まれたのかもしれないなって。

 

ウエストがいなくなって、空いた穴は大きかった。その穴を埋めるのは平野永瀬なのかなって思ってたら、ふたりはいつの間にかキンプリの一員になってた。ほんとに大丈夫かなって心配することもあったけど。

 

でも、今こうして大きなチャンスが回ってきた。

 

このチャンスをそれぞれがちゃんとモノにしようと頑張ってる姿があった。まだまだ完璧とは言えないけど、でも、一人一人が「少年たち」に強い思いを持って取り組んでるんだなって。舞台に立つみんなの姿を見てそんな風にも思いました。

 

書けば書くほどなにが言いたいのかわかんなくなっちゃったけど(笑)

 

少年たちを見て、ここからまたはじまるんだなって。新しい関西の幕開けなんだなって。今回の少年たちを機にまた、関西に活気が戻ればいいなって。素直にそう思いました。関西の強みは踏まれても踏まれても絶対に折れないところ。これでもかってくらい粘るところ。この強みだけは絶対に失って欲しくないし、これからも受け継がれていってほしいなって。

 

新しい時代の幕開け。どうなるかは誰にもわからない。でも、いいスタートが切れたんじゃないかなって思います。これからの関西がまたさらに楽しみになりました。