関西

 

正直、関西の柱のような存在だったメンバーがデビューして、関西の勢いは衰えてしまったなあって思うことも多々あった。でも「WESTに追いついて追い越す」「今度泣くときはデビューした時」って前向きな発言をたくさん聞いて、もしかしたら……ってワクワクするような出来事もたくさんあった。

 

だけど、やっぱり一筋縄ではいかなくて。彼らもまた彼らでいろんな壁に直面して、いろんなことと向き合って、たくさん悩んでたのかもしれない。

続けるか辞めるかはその人が決めることだし、その決断に今更何かを言うことはしない。

でも、ちょっと前までの関西にはどこかヤケクソ感があった。どうにでもなれって、勢い任せにしてる感じがあった。それが悪いわけじゃないんだけど。私の知ってるみんなじゃなかったし、私の好きな関西じゃなかった。

 

今まで一緒に活動してきたメンバーが突然いなくなるのは、ファンにとってはもちろん衝撃的だけど、彼ら自身が一番ダメージをくらってたのかもしれないなあって。憶測だけど。雰囲気から判断してるから、ほんとは違うのかもしれないけど。

 

だけど、何日か前にラジオの生放送に生出演した向井くん西畑くんが、かつて所属していたグループのことについて話してて、もしかしたら彼らは彼らで「今」としっかり向き合ってるのかもしれないなって。そんな風に思った。生放送だからこそ、彼らなりの言葉で伝えて、彼らなりにけじめをつけようとしてたのかなって。生放送=編集が効かない。一発本番で、一度発言した言葉は消したくても消すことはできない。それをふまえたうえで、発言したのかなって。

 

きっとファンにとっても、彼ら自身にとっても、かつて存在した最高の時間があまりにも最高すぎて、なかなかそこから離れられなかったんだと思う。だから変わってしまうことについていけなくて、ヤケクソになっちゃったのかなって。でも、時間がたつにつれて、彼らを取り巻く環境が変わるにつれて、彼ら自身の中でも何かが変わっていってるようにも見える。

 

これからのことなんて、ほんとにどうなるかわからない。キンプリだって続くかもしれないし、ほんとにこの夏だけのものかもしれない。でも、今は先のことを気にしててもしょうがないのかもしれない。ジュニアは変化して変化して大きくなっていくモノだと思うから。

 

くっついては離されて。離されてはくっついて。この繰り返しだと思うから。

 

だからこそ、向井くんや西畑くんはあのラジオでけじめをつけたかったのかもしれない。過去の関西ジャニーズJrに浸るんじゃなくて、今の関西ジャニーズJrを見てほしいと思ってるのかもしれないなって。

 

まあ、これは私の捉え方だから、そうじゃないって思う人もいると思う。でも、それでいいと思う。いろんな人がいるんだから、いろんな考え方や捉え方があって当たり前。賛否両論あるからこそ、彼らも成長できるんじゃないかな。

 

だから事務所にはほんっとに変なことしないでもらいたいなって。

彼らがどんなに未熟でも、大人の圧で彼らを丸め込むようなことはしないでほしいなって。

 

まずはとにかく見守ってあげてほしい。彼らの成長を見届けてあげてほしい。どうしようもなくなって、これじゃほんとにダメになるって思ったらそこで光を照らしてあげてほしい。彼ら自身が変わっていくことを、成長していくことを楽しんでいるのを壊さないであげてほしい。彼らが純粋に楽しんでるところを見て、はじめてファンも応援しようって思うんだろうし、彼らの成長を見届けたいって思うんだろうから。

 

見守るってことも大事なことだと思うから。

 

千秋楽の時にはやってよかったって彼らが心の底から思える舞台になればいいなあ。後半舞台は見に行けないから、前半と比べて成長できたかとかそういうのはわかんないけど。でも、終わった時に少しでもやってよかったって思えるものになってればいいなあ。

 

P.S

舞台を見ての感想は次の記事に載せます。